本作は、ジャーナリストのプク・ダムスゴーが書き上げた『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還』(光文社新書刊)を原作に、398日間にわたってシリアで過激派組織IS(イスラム国)の人質となり、奇跡的に生還を果たしたデンマーク人写真家ダニエル・リューの過酷な体験と、決して諦めなかった家族の奔走をスリリングかつ感動的に描き出している。
今回解禁となった予告編では、冒頭“ぼくは生きて帰れるのかー?”という言葉とともに、薄暗い場所で手を鎖でつながれ吊るされ、息も絶え絶えに怯えるダニエルの姿と、熱い思いを抱き、戦争の中の日常を撮るため、内戦中のシリアに渡った24歳のダニエルが突然ISに拘束されてしまう場面が続く。
死と隣り合わせの人質シーンのために8キロ減量し、ダニエル・リュー本人から何度も話を聞くなど徹底的な役作りをした主演のエスベン・スメドの鬼気迫る表情からも目が離せない。
『ある人質 生還までの398日』は、2021年2月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほかにて公開。