令和元年、同プロジェクトから生まれた広井王子総合演出のレビューカンパニーが“少女歌劇団ミモザーヌ”。音楽監督に私立恵比寿中学への楽曲提供で知られるクボナオキ、ダンスチーフには、48グループの振付アシスタント、水樹奈々のバックダンサーを務めるLiccaらを迎え、彼女たちをサポートする。第一期メンバーは応募総数736名の中から14名の少女が選出。今回、第二期となるメンバーがお披露目となり、23名(うち研究生1名)で始動することになった。メンバーは20歳で退団となる。
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イベントでは、オリジナル楽曲『扉の向こうへ』、『愛の速度』、『ミモザのように』など5曲をパフォーマンス。MCでは、一期生のすずきみあいムェンドア、きくたまことが登壇し、結成して1年以上の下積み期間を回顧した。みあいは「初めの頃はレッスンについていくのが精いっぱいやったし、毎日基礎をやっていたこと(の意味)が、あまり分かっていなかった。でも、今こうやって、いろんな振り付けを学んでいく中で、基礎は大切やなって思う。1年半長かったけど、その分多く基礎ができたから充実していた」と語る。
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その後、ともだりのあ、ろれあら二期生を呼び込んだ2人は、レッスンについて訊ねると「一期生の先輩たちが、昔から一緒にやって来たみたいに仲良くしてくれて、ほんまに嬉しかったです」とりのあ。一方、英語が堪能なろれあは、一期生のお願いもあって、英語で視聴者に挨拶する一幕もあった。
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配信終了後、広井がステージに登壇。プロジェクトスタート当時は、方向性が定まっていなかったと告白しつつ「卓球も、フィギュアスケートも、みんな小学生からやって、中学生で世界を獲りにいっている。なんで、エンタメだけ中学生で世界を獲れないんだろう」という想いに至り、肉体訓練を徹底。体幹トレーニングやストレッチを組み合わせた基礎練習をしてもらったことで、彼女たちが自ら成長。「“笑顔”は教えられない。彼女たちはそれを自分たちで発見し、舞台の楽しさを見つけた」と達成感を見出して、舞台に立っていると熱弁した。
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また、楽曲は全部で13曲あると告白。すでにメンバーは、腹式呼吸を会得していて、ライブなどでは“生歌”にこだわると宣言。アクロバットができるメンバーもおり、今後も挑戦していくとのこと。
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二期生のみやはらにこも、アクロバットができるメンバーの一人。広井からステージに呼び出されたにこは、小学1年生から、ほぼ毎日アクロバットの練習していたと振り返る。広井は「素晴らしい」と称賛しつつ「これからも、たくさん練習して違う技もやろう」と声をかけた。
にこが降壇した後、広井は先日、彼女から手紙をもらったと回顧。声を震わせながら「『いじめられていた』と……。『私の居場所を作ってくれてありがとうございます』と書かれていました」と涙。最後に「今日のステージを作ってくれた吉本の大崎(洋)さん(吉本興業代表取締役会長)、スタッフの皆さん。僕の居場所を作ってくれてありがとうございました」と締めていた。
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少女歌劇団ミモザーヌのMV『ミモザのように』が現在、公式YouTubeチャンネルで公開中。12月30日には、第一回公演『Begin~始まりの歌~』の開催も決定している。
少女歌劇団ミモザーヌ メンバーは以下の通り。
【一期生メンバー】いしばしゆあ(11)、たかはしまお(14)、いわなみゆうか(12)、すずきゆい(15)、みしまかほ(12)、もうりさくら(15)、たかやあんな(12)、いまもりまなか(15)、
ちばひなの(12)、おおはしれいあ(15)、いわむらゆきね(13)、ちばこゆみ(16)、すずきみあいムェンドア(13)、きくたまこと(17)
【二期生メンバー】あんどうはな(11)、みやはらにこ(12)、しものあやめ(12)、ともだりのあ(12)、ろれあ(13)、しろみゆ(13)、いでいゆき(14)、いとうみにぃ(15)、(研究生)たぐちえみる(14) ※イベントは研究生のたぐちのみ不参加
協力:吉本興業