2001年から同番組で映画紹介コーナーを担当しているLiLiCo。その始まりはプロデューサーからの1本の電話だったという。呼び出されて行くと、「何のコーナーかは言えないんですけど、映画は好きですか?」といきなり質問されたのだとか。
最初はリポーターに選ばれたのかと勘違いしていたが、ここで初めて映画紹介コーナーへのオファーであることを知ったLiLiCo。ハリウッド映画や故郷スウェーデンの作品はもともと好きで、「大好きですよ」と即答したものの、日本の映画ほとんど観たことはなかったという。
そんないきなりの出演依頼からわずか10日後にはスタジオにいたというLiLiCo。「4~5年、毎週毎週、泣いて泣いて、家に帰って泣いて泣いて……」と、責任の重さとプレッシャーから泣いていたと振り返り、「母国語ではない言語で人様が作った大切なものを生放送で紹介するということは、あまりにも私にとって新しいものだった」と振り返った。
楽しい仕事だと思えるようになったのが、視聴者から「LiLiCoさんから元気をもらえます」「勧められた映画を見に行ったら悩みがなくなりました」といった声をもらうようになってからだったという。その上で彼女は「スタッフにも救われたが、見ている方に救われた」と感謝していた。