映画「フラガール」(2006)の題材にもなった温泉リゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」(福島県いわき市)にて1日、新人フラガール8名がステージデビューを飾った。 “フラガール”の愛称で親しまれる「スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム」の新人メンバー8名は、今年4月に同施設を運営する常磐興産株式会社に正社員として入社し、併せて付属のダンサー養成学校・常磐音楽舞踊学院に第56期生として入学。入学後すぐに緊急事態宣言が発令され、レッスンを再開できたのは5月中旬。激しい練習中も常にマスクを着用し、オンラインでのレッスンも取り入れ、練習を重ねてきた。 この日、夜8時半からスタートしたポリネシアン・グランドステージ「魂~Try Try Try~」にてデビューを果たした8名は、大木美海さん(おおき・みみ/山口県出身)、岡村早優さん(おかむら・さゆ/埼玉県出身)、藤田夏鈴さん(ふじた・かりん/東京都出身)、藤川友愛さん(ふじかわ・ゆい/東京都出身)、篠田愛純さん(しのだ・あずみ/茨城県出身)、照山楓香さん(てるやま・ふうか/福島県出身)、菅原桃花さん(すがわら・ももか/福島県いわき市出身)、及川千穂さん(おいかわ・ちほ/福島県いわき市出身)。 ステージ終了後に行われたセレモニーでは、地元となるいわき市出身の及川千穂さんは「夢への一歩を踏み出すことができました」と喜びを言葉に。フラガールはいわき市の女性とっては「憧れの存在」といい、及川さん自身も映画「フラガール」がキッカケでダンシングチームへの加入を目指すようになった。「このステージに立つことが夢だったので、本当に嬉しいです」と笑顔を弾けさせた。 第26期生の竹本純子さん(48歳/フラネーム:プアナニ純子/竹本は旧姓)の娘で親子2代のフラガールとなった篠田愛純さんは「例年とは全然違うカリキュラムで、思うように練習ができなかったりして、デビューもいつできるのかと不安だったのですが、今日この日を迎えられて嬉しい気持ちでいっぱいです」と心境を言葉に。 愛純さんのステージデビューを見守っていた純子さんは、「すごく嬉しいですし、すごく上手だったと思います。観るのは久しぶりだったのですが、すごく上手になったなと思います」と娘の成長ぶりに歓喜。「みなさんに応援して頂けるような、愛されるようなダンサーになってほしいなと思います」と期待に胸を膨らませた。