同作は三者三様の家庭環境を持つ3人の美しい母親たちが、再び別の男性との恋に落ちてしまう瞬間を描くラブストーリー。原作は恋愛マンガのカリスマ・柴門ふみによる同名の人気作品で、ドラマの脚本は『大恋愛~僕を忘れる君と』をオリジナル脚本でヒットさせたことが記憶に新しい大石静が担当する。
木村が演じるのは物語の主人公・石渡杏。杏は旅行代理店で働く夫と1人息子の3人で何不自由ない生活を送っていたが、ある日突然、夫が失踪し生活が一変。その後、息子をシングルマザーとして育て、この春、有名進学高校に入学させたという役どころだ。
杏と同じく名門校に通う息子を持つ林優子を吉田が演じる。優子は売れない小説家で主夫の夫と、高校生の息子を養うバリバリのキャリアウーマン。家庭は順風満帆に見えるが、実は息子が長らく引きこもり生活をしていることを悩んでいる。
そして、2人と同じ名門校に通う長男を持つ蒲原まりを演じるのが仲。まりは、長男のほかに2人の娘を持つ3児の母。夫は法律事務所の代表。キラキラしたセレブ暮らしを送っているが、夫が不倫をしていることに気づいていながらも、問い詰めることが出来ずにいる役どころ。
主演の木村は「実は私、この漫画のいちファンとして読んでおりました。まさかその中の1人を自分が演じる事になろうとは……! 精一杯、恋する母を演じます」と意気込みのコメントを寄せた。
吉田は「結婚した彼女たちには沢山の役割があります。私が演じる優子さんには、加えて仕事も。こうあるべきという各枠の中で、迷い、もがき、覚醒してゆく彼女たちですが、その根底には、『必要とされる喜び』というピュアさがある気がしてなりません。皆様に共感していただけるよう、丁寧に精一杯演じさせていただきます」とコメント。
『あなたのことはそれほど』以来、約3年ぶりのTBSドラマだという仲は「そのときとは180°違う役柄なので、今からとても楽しみです。今回演じる蒲原まりは、天真爛漫に見えて、すごく考えている人なので、そのあたりをきちんと演じていきたいと思います」と語った。
テレビドラマ『恋する母たち』(TBS)は10月スタート。毎週金曜22時~22時54分放送。