USB端子を搭載したフック
「PDA-STN29BK」は、机の天板に取り付けて使うヘッドホン用のフック。2つのUSB端子を備えていることが特徴だ。天板を挟む部分はバネになっている。

反対の側面には、本体に給電するためのUSB Type-C端子を備搭載。

また、給電用のUSB Type-A to Type-Cケーブルと、スマホ用ケーブルを接続して使う場合などに役立つケーブルフックが付属している。

工具不要で簡単に設置できる
筆者の作業環境は机の横に幅15cmくらいのデッドスペースがあるので、この場所を有効活用できるようにフックを取り付けてみる。

バネ部分を押し下げて机の天板を挟むだけで簡単に取り付け完了。工具などを使わずに設置できるので手軽だ。USBケーブルをつないで給電を開始すると、青いランプが点灯する。

フック部分が360°回転するので、使う場所に合わせて方向を調整できる。机の周囲にスペースの余裕がない場合などは、フックを内向きにして使うことも可能だ。

ヘッドホンをすっきり収納できる
ではさっそく、有線タイプのヘッドホンをかけてみよう。フックが大きめなので、ヘッドバンド部分の幅が広いヘッドホンも問題なく収納可能。耐荷重は1kgとのことなので、ほとんどのヘッドホンは問題なさそうだ。コードを丸めて一緒にかけておけば見た目もすっきりする。

USB端子にスマホなどのケーブルを挿して使う場合に便利なのが、付属のケーブルフックだ。ケーブルの先端をフックに引っ掛けておくことで、ケーブルが垂れ下がったりヘッドホンのケーブルに絡まったりするのを防止できる。

なお、今回の設置場所のように壁までの幅が狭い場合は、使うときだけフックの方向を少し手前に向けることで、かけたり外したりがしやすくなる。フックに回転機構を備えているからこそのメリットだ。

有線ヘッドホンの場合、離れた場所から電源をとると、使用中にケーブルじゃまになったり可動域が限られて身動きが取りづらくなったりする。机の脇に設置したフックから給電できるこの製品なら、そんな「有線ヘッドホンあるある」のストレスから解放される。
また、無線タイプのヘッドホンを使っている場合も、収納しながら充電を行えるのは便利だ。フックにかけたときに充電ケーブルを接続することを習慣にすれば、充電を忘れて使いたいときにバッテリー残量がないといったハプニングも防ぐことができる。税込3,300円と気軽に購入できる価格なので、テレワーク環境快適化をめざして導入してみてはいかがだろうか。
協力:サンワサプライ