女優・歌手のファーストサマーウイカが10日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、ナインティナイン・岡村隆史のラジオでの不適切発言について「あの発言は女性としてみたら怒られるなあと思った。自分は別に対象の人間ではないけど、なぜか傷つく部分というか悲しい部分があった」と語った。 岡村は4月23日深夜の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、リスナーからの「コロナの影響で風俗に行けない」という相談に対し、「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。なかなか苦しい状態が続きますから、コロナ明けたらなかなかのかわいい人が、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」と発言。翌週の放送で謝罪したが、出演番組からの降板を求める署名活動など批判が広がっている。 ウイカは「面白くするには、大半の人が笑えるというか同調できるものがないといけないが、あの一言に同調できる女性はゼロだったんじゃないか」と話した。 一方、松本人志は「今の時代、2時間一人で生放送のラジオというのはリスキーだね。目の前にいるディレクターとかが笑っていたら調子に乗っちゃう部分があると思う」と指摘。問題とされた発言については「イエローカード以上レッドカード未満と思う」としながらも、「でももう許したってくれへんか。そこまで悪い奴じゃないやん」と岡村を擁護した。 番組コメンテーターで社会学者の古市憲寿氏は「批判するのは簡単だが、法律を犯したわけでもないのに、過剰にみんながたたくのはどうか」と疑問を表明。「発言はひどいんだけど、その発言を聞いて今は風俗行くのやめようと思った人もいるはず」と語り、「番組降板を求める署名も集まっているが、それよりも風俗で働かざるを得ない人への支援が集まるべきだ」と訴えた。