音楽大学のピアノを専攻し、卒業後は小澤征爾に指揮を学んだ彼女。2015年、若手指揮者の登竜門といわれるフランスのブザンソン国際コンクールで聴衆とオーケストラから贈られる最優秀賞に輝いた。しかし、指揮者の世界は狭き門。フリーで活躍するも、36歳ではまだまだ若手だという。
サラリーマンの父、専業主婦の母のもと、東京の下町で生まれ育った齋藤は、ドイツのドレスデンに移り住んで現在6年。感銘を受けたオーケストラがある事、習いたい教授がいる事が大きいというドレスデンで、譜面と向き合う毎日が続いている。
そんな彼女に、東京でベートーベンの第九を振るという機会が舞い込んだ。「なんでだろう、涙が出る」という演奏をしたいという齋藤。時に自身も涙を浮かべながらも、浮き沈みの激しい指揮者という仕事を選んだ彼女の7つのルールに迫る。
『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)は、2月18日23時から放送。