2014年、20年の競技生活に幕を閉じた高橋。その後はニューヨークでダンスを習ったりテレビ番組のキャスターとして活躍していた。だが昨年7月、32歳で現役選手として復帰を果たし、大きな話題となった。
これまでのスケート人生をまとめたVTRを見た高橋は、「結構長いことやっていたんだな」と語り、笑いを誘った。また2014年の引退について聞かれると、「引退するまでの2年間、思うように成績が出せなくなった」と回答。
ただ「(2014年の)ソチ(五輪)まではやると決めていたので、頑張ってはいた」のだとか。同大会で6位入賞を果たしたものの、「そこで精神力をすべて使い果たした」と回顧。
続けて、ソチの後からは「本当に気力がなくなってしまって、好きだったスケートもすごく嫌いになってしまった」と述べ、「引退発表まで半年間あったので、そこまで気持ちが戻るかと思ったんですけど、どんどん離れていく自分がいた」と振り返った。
またプロ転向後にアイスショーに出演した際も、「お客さんには失礼なんですけど、すごくイヤイヤやっている自分がいた」と明かし、「(滑る)自信をなくしてしまった」「頑張らなければいけないのに(モチベーションを)上げられず、それでまた責めてしまった」など、自分を追い込んでいたとも語っていた。