戸田恵梨香、大原櫻子、田中直樹(ココリコ)、平松恵美子監督が23日、都内で行われた映画『あの日のオルガン』公開記念舞台挨拶に登壇した。 同作は、太平洋戦争末期を舞台に、親元から遠く離れた荒れ寺へ53人の園児とともに疎開し、託されたいのちを守りぬいた保母たちの奮闘を描く真実の物語。 保母たちを率いるリーダーを演じた戸田は、同作について「次世代に語り継いでいきたい作品です。私たちは戦争があった時代の事実をすべて知ることはできないけれど、少しでも知ることが大事で、語り継いでいかなければならないことだなと思いました」と思いを語った。 天真爛漫で音楽好きの保母を演じた大原は、「老若男女、本当に幅広い方に見て、知っていただきたい作品です」と熱く呼びかけた。 同作が初共演の戸田と大原。大原の「第一印象」を聞かれた戸田は、「小っちゃ~い、可愛いい~、ぽわ~っとしてる」と例えると、「実際に保育園に行って体験させてもらったときに、ニッコニコで走り回っている櫻ちゃんを見て、なんて元気でフレッシュな人なんだって。すごく優しい人だなと思いました」と明かした。 「撮影中に印象に残っていることは?」との問いに大原は、「恵梨香さんに愛のあるビンタを受けるシーンがあったんですけど、いざ愛のあるビンタを受けた時に、傷つくと同時に、人ってこんなに愛情を感じるんだなって思って。カットがかかった瞬間にワーッとなりましたね」と撮影時の感情を言葉にした。 「新元号になっても、変わらずにやり続けたいことは?」と質問されると、「(車の)免許を取ったので、ペーパードライバーにならないように、運転は続けなきゃなって思っています」とにっこり。 「今、家族に隣に乗ってもらって運転していて、徐々に上手くなってるんですけど、友達からは『乗るんだったらヘルメットを被って行く』って言われているので、まだちょっと怖いです」と苦笑いで、プライベートの様子を明かした。 田中は、「僕はコンビなのでコンビを続けていくことと、大好きなシャウエッセンを食べ続けていくことを、今後も続けていきたいです」とユーモアたっぷりの回答。 戸田は「生きていたい…」と笑いを誘うと、「ダイビングですね。私は海に潜るのが好きで、自然を感じる時間が必要なので、ずっと続けていきたいです」とコメント。「4、5年前に沈没船を見て、歴史を海底で見る感覚がすごくゾクゾクしたので、歴史を海の中で見たいですね」と意欲を語った。