イオンリテールは6日、新サービスの記者発表を開催したが、商品管理本部モバイル事業部事業部長の井関定直氏は、このように説明しはじめた。
イオンモバイルはサービス開始から3年目を迎える。会見中に示された回線数の推移グラフでは、井関氏が言うように店頭契約がほとんどでWEBでの契約は微々たるものだった。同社の戦略については、店舗を持っているがゆえにマスCMで獲得する方法はとってこなかったと説明。そして、着実な帯域増強、アフターサービスの強化を挙げた。同社のサービスは期間縛りはないが、解約率は0.72％と低くなっているとした。
イオンがモバイルサービスを拡大することの意味は大きい。氏が言うように通信サービスとショッピングは親和性が高いのも確かだ。イオンではWAONというポイントサービスを展開しているが、現状はできていないポイント連携も実現すれば魅力は増すだろう。
2年後には100万回線突破を狙っていくところだという
今回発表されたサービスは「3年学割」というものだ。25歳以下なら3年間ずっと月額基本料金はそのままにデータ容量が1GB増量になるプラン。最低価格は、データ通信容量3GB（通常2GBのプランが学割で1GB増量）の音声通話プラン月額1380円（データプラン月額780円）だ。2月15日から5月7日までイオンモバイル取り扱い店舗約240店舗とオンラインショップで実施される。25歳以下なら学生でなくも対象になる。
なお、学割スマホセットも用意。3年学割の契約と同時に学割特別価格でスマホを購入できる3モデルが用意された。イオンカードでたんまつだいきんを月々の代金とあわせて支払う場合には、無金利で24回払いを利用できる。端末は以下の通り。
■ASUS Zenfone Live L1(イオンモバイル限定モデル)
学割特別価格：12000円
カラー：スペースブルー、シマーゴールド、ローズピンク
無金利24回分割の場合：500円／月
■SHARP AQUOS sense Lite SH-M05
学割特別価格：20400円
カラー：ホワイト、ゴールド、ピンク
無金利24回分割の場合：850円／月
■HUAWEI nova lite 3
学割特別価格：24000円
カラー：ミッドナイトブラック、オーロラブルー、コーラルレッド
無金利24回分割の場合：1000円／月
なお、さらりと説明されていたのだが、新しい客層も狙っていくとのこと。そのひとつは客層が伸びているシニア。もうひとつは外国人旅行者、労働者だ。会見後の囲み取材では「プリペイドSIM」についての可能性についても質問がとんだが、これについては具体的には決定していないが「検討しています」と回答していた。
