同番組は、昨年の引退前に応じたインタビュー映像をもとに作られた特別番組。トップアーティストに駆け上がった日々、産休の間に台頭してきた新たな音楽への不安と焦り、プロデューサー小室哲哉とのタッグ解消などが、彼女の口から赤裸々に語られた。
その中でインタビュアーが「引退しようと思って、最後に背中を押したものは何だったのか?」と質問。すると、「ファンの皆さんの中に良い状態の安室奈美恵を思い出として残してほしいな」と返答。「ひとつのゴール地点はそこだった」と続けた。
さらに、「ちょっと声帯もいろいろ壊してしまって、そういう不安もあったりしていた」と述べ、「そろそろ声帯も限界なのかなとか、声がうまく出ないなとか、そういうこともあったりしていた」と回顧した。
ナレーションでは「安室さんは7年も前に、歌手の生命線とも言える声帯を壊していたというのです」と紹介されていた。
そんな彼女が昨年9月のラストライブで最後に歌ったのは、小室哲哉と16年ぶりにタッグを組んだ『How do you feel now?』。これに関して「最後に歌った曲が新曲だったのはとういう思いから?」という問いかけに、「新しい自分で終わりたかったのかな」と答えていた。