ブラジル・サンパウロ州出身の日系3世であるマルシアは、17歳の時に日本の放送局がブラジルで開催した歌謡大会で優勝し、ブラジル代表として初来日。その後、同大会で審査員を務めていた作曲家・猪俣公章にスカウトされ弟子入りし、2年以上にも及ぶ内弟子生活で徹底的に鍛えられた。
その頃出会ったのが、同門の“姉弟子”であった坂本冬美。共に切磋琢磨しながら内弟子修行に励んだ2人は、今でも姉妹のように仲が良いと言う。番組には、そんな坂本に加えて、マルシアが来月開催する記念ライブにもゲスト参加するほど公私ともに仲の良い先輩だという、由紀さおりも登場する。
マルシアはデビュー後、一見順風満帆な歌手人生を送っているように見えたが、この30年の間には、さまざまな葛藤があったという。番組では、「(離婚など、いろいろなことがあった結果)自分に負けてしまって、1年間くらい芸能界から身を引いてしまった」と、10年前の苦悩を回想し、さらに2人からの励ましの言葉に、思わず涙を流してしまう場面も。
収録を終えたマルシアは「歌手として、先輩の背中を追いかけられることがどれだけ幸せなことか、と感謝の気持ちでいっぱいになりました」とコメント。「お二人のように、これからもたくさんの歌を届けていけるよう、私も頑張ります」と意気込んだ。『ボクらの時代』(フジテレビ系)は、1月13日あさ7時から放送。