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VAAKEYEで自動検知した防犯カメラの映像情報を警察に提供したところ、12月6日に当該万引き犯の逮捕に至ったと発表しています。
AIによる映像解析で、万引き犯の複雑な行動まで自動検知
今までの万引き防止システムは、万引き犯の複雑な行動までの認識は難しかったといいます。
しかし、AIによる映像解析で、人間の詳細行動の検知を可能とする技術を強みとするVAAKは、人間の歩幅や関節の動きなどを分析し、いつ、どこで、どのような身体的特徴を持った人が、どのように万引きをしたかまでを自動検知することに成功しています。
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今回の事例で活躍したVAAKEYEに使われているAIは、物体認識から顔認識、統合的な分析手法まで、すべてVAAKが内製で開発しています。
では、AIによる行動解析で高い精度を出しているVAAKは、具体的にどのようなデータをもとに万引き犯の決定的な犯罪行為情報を自動検知しているのでしょうか?
Ledge.aiが過去におこなったVAAKのインタビューによれば、下記のような100以上のポイントをAIが分析し、不審行動や危険行動をリアルタイムで検知しています。
ミクロ視点のデータ
・属性(性別や年齢)
・商品
・環境(周りに人がいるかどうか)
・動き
マクロ視点のデータ
・時間
・天候
・店舗
・地域
2017年11月の設立以来、VAAKEYEの実証実験を進めてきたVAAKは、10日間の映像から7件の万引き犯を自動検知。万引きによる商品ロスも、導入前と比較して75%以上削減された実績などをあげています。
VAAKは今後、万引き防止システム「VAAKEYE」を通じて、犯罪行為の予測、犯罪行為の早期対応、また、警察との連携をおこなっていくとのこと。
今回の事例のように、AIの導入によるメリットは業務効率化だけではなく、社会貢献にまで繋がってきているように思います。AI搭載のシステムによる、今後のより安全な社会づくりに期待です。
by 堀健一郎
アメリカ在住中、技術革新により日々の生活が豊かになっていく様を肌で感じたことがきっかけでレッジに参画。映像制作や記事執筆など、多岐に渡ってこなす。テクノロジーが社会をどう変革していくかに興味がある。
※この記事はLedge.aiの転載記事です