29人中27番目に登場した紀平はC.ドビュッシーの「月の光」に乗せて滑走。だが最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。その後のトリプルフリップ、ダブルトゥループ、さらにはトリプルルッツなどは決めたものの、最初の転倒が響いたためか68,75点で5位に終わった。
宮原知子(関大)は最終滑走の29番目に登場。トリプルルッツ、トリプルトゥループを危なげなく決め、続くダブルアクセルもきっちり着氷。単独の3ループも魅せた。さらにリンク全体を使った堂々としたパフォーマンスで客席を沸かせた。シーズンのベストを更新する76.76点で首位に立ち底力を見せた。2位には坂本花織(シスメックス)が75.65点で入った。
あさって23日は女子フリー。宮原が逃げ切るか。それとも今季4戦全勝、ファイナル女王の紀平が初栄冠に輝くか注目が集まる。