同書は12月13日に発売されたばかりの同書。森友学園をめぐる報道について、担当したNHK記者は次々とスクープをつかむも、安倍首相とのつながりを薄めるよううながされる。その後の担当記者の異動、一体何があったのか。
発売直後に重版が決まった同書だが、これについて発行者の新谷学週刊文春編集局長は、「森友事件をこのまま『なかったこと』にしていいのか、という空気がまだまだ世の中に残っているのだと思います」とコメント。
さらに、同書に関するNHKとのやり取りについては、「NHK側は『虚偽の事実が随所に見られる』と反論していますが、本書は元記者の相澤冬樹氏が自らの取材、体験、資料に基づき執筆したものであり、虚偽ではありません」とし、「NHKの報道の現場からは『よくぞ書いてくれた』という声も寄せられています。局内の書店では山積みになっていた本書がたちまち完売したそうです。受信料が支えの公共放送であるNHKの報道姿勢を検証する上でも、極めて有益な内容だと確信しております」とコメントを残している。