同作は、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が立ち上げた短編小説公募プロジェクト「ブックショート」内の「リンレイアワード」で、「日本のキレイ」をテーマにした525作品の中から大賞に選ばれた作品。
川島海荷演じるサトミは、妊娠の報告をするために実家に帰省。サトミは、喜びの一方で父への報告に不安を感じている。いつもへの字口の父とは子どもの頃からうまくいかない。その夜に思い切って打ち明けるが、父の態度は素っ気なく傷つくサトミ。そして翌朝、目覚めると枕元に見慣れない「箒」が逆さまに立てかけられていた。父の本当の想い、そして箒の意味とは?なお、川島演じるサトミの父役は阿南健治が演じる。
主演をつとめた川島は、「最初に脚本を読んだ時、本当に素敵な話だと思いました」と作品への感想をコメント。「この物語は抑揚があまり多くないのですが、静かな物語の中で描かれる家族の関係、父と娘の絆、その思いを視聴者の皆様に感じていただけたらと思います」と見どころを語っている。
ショートフィルム『箒』は、現在「ブックショート」のHP内で公開中。