同作は、織田初主演作にして、アジア最大のショートフィルムの映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2018」にノミネーションされたことでも話題の短編映画。主人公は、真理・46歳。仕事があり夫も子供もいる。怒涛のように忙しい日々に追われている彼女は、ある日ひょんなことから30年近く前にタイムスリップし高校生だった自分と出会ってしまう。しかもその日は、彼女の人生最悪の日だったというもの。
制作プロジェクトには、主演の織田、監督の豊島圭介をはじめ、クリエイティブディレクター原野守弘、作曲家・山本清香など、浜松出身の多彩なスタッフで固められており、撮影の舞台も浜松市であることから、地元浜松で行われる「はままつ映画祭2018」のオープニング作品として凱旋上映されることが決定した。当日は豊島監督の登壇も予定しており、故郷浜松ならではのトークも飛び出しそうだ。
故郷浜松での映画祭での上映について主演の織田は、「私自身も浜松出身ですし、映画も大好きなので、はままつ映画祭2018で『未来のあたし』が上映され、さらにオープニング作品として上映されることにとても感激しています」と喜びのコメント。「この短編も浜松で撮影を行ったのですがその撮影場所が、私が学生の時によく通っていた道だったので凄く懐かしく思いました」と語った。
また、メガホンをとった豊島圭介監督は「浜松出身のキャストやスタッフを中心に作った『未来のあたし』が地元で公開されることになって大変光栄です」とこちらも喜びを語り、「まさか卒業後20年近くたって自分の母校に欅坂46のアイドルを呼んで短編映画を撮影することになるとは夢にも思っていませんでした。卒業式の日に、誰もいなくなった校舎で映画好きの友達と8ミリカメラを片手に映画ごっこをした当時の僕に自慢したい気分です」と当時の思い出にひたりながら、コメントを残している。
『未来のあたし』は、11月10日に木下惠介記念館にて開催のはままつ映画祭にて上映。