ライターという職業についていると、なにかと展示会場へいくことが多い。とくに都内にある最大級の会場「国際展示場(ビッグサイト)」。コミケからIT系のイベントまで、さまざまなイベントが実施されている。そんな国際展示場(ビッグサイト)に関して、「ゆりかもめ」からひとつの発表があった。来年3月ごろをめどにゆりかもめの駅名が2つ変更になるという。変更されるのは船の科学館駅と国際展示場正門の2駅だ。船の科学館は「東京国際クルーズターミナル」、国際展示場正門は「東京ビッグサイト」にそれぞれ変更される。船の科学館の駅名は、近くにできる新ふ頭の名称に変えるというもの。オリンピックに絡んでふ頭を利用する外国人観光客のための措置だ。しかし、国際展示場正門の駅名は、いまさら「東京ビッグサイトに変えます」といっても、むしろ、「え? あそこはビッグサイトという駅名じゃなかったの?」というくらい、ビッグサイトの名称が定着している。おそらく、公式サイトに「ビッグサイト駅下車」とか書いてあっても、だれも気が付かないし、困らないと思う。個人的感想だが。ここで、ふと、ひとつの疑問が湧いた。「国際展示場はビッグサイトだとして、正門ってどこだ?」ゆりかもめの駅からビッグサイトを目指すとき、門なんてあっただろうか。普通はメインエントランスのある2階から出入りするが、バス停のある1階にあるのか?それともあのシンボル的な建物のことを指しているのだろうか?とりあえずビッグサイトに電話して聞いてみたが、電話口の担当者もとくに正門と呼んでいるような場所はないという。ならばと、ゆりかもめにも聞いてみた。開業当初のことで、詳細は確認できないが、おそらくビッグサイトにいちばん最寄りの駅ということで正門とつけたのではないかという回答だ。りんかい線の駅名と区別する意味もあったのかもしれない。しかし、だとすると今度はりんかい線側の動きが気になる。国際展示場の駅名を守るのか、あるいは「東京ビッグサイト正面」とか変えてくるのだろうか…