
連続再生時間は最大5時間
完全セパレートタイプのイヤホンで、充電用のケースが1つ付属します。イヤホン1つの重さは約8g。耳の中にピタッと収まり、さらにインナーイヤーなのでかなりの安定感があります。

バッテリー容量は82mAh、連続再生時間は最大5時間と、他のイヤホンよりもかなり長め。充電ケースのバッテリー容量は340mAhで、1回分のフル充電が可能。合計で約10時間は音楽が楽しめます。




ノイズキャンセリング機能はついていませんが、完全に耳をふさぐせいか音楽再生時の没入感はあります。4GBのストレージを内蔵しているので、音楽を転送しておけば、ランニングやジョギングのときにIconX単独で音楽を再生して楽しむこともできます。

サムスン製ですが、他のAndroidスマートフォン(Android4.4 KitKatかそれ以上、かつRAM 1.5GB以上)と連携して使うこともできます。デバイスの管理には、専用アプリ「Gear Manager」を使えます。
「Gear Manager」ではバッテリー残量がわかるだけでなく、左右のどちらかに活動量計機能を持たせてトラッキングできるほか、ラペースを音声により教えてくれるという、ランニング用のコーチングプログラムの管理も可能です。トラッキングは装着している間の活動量を測定するのですが、10分くらい歩き続けていると「なかなかいいペースですね!」なんて応援してくれたりします。音楽を楽しみながらのウォーキングがはかどりそうです。



デバイスだけで必要な操作がほぼすべてできる!
でも、私の一番のお気に入りはその操作性です。両耳とも側面にタッチパッドを搭載しており、音量アップ/ダウン(上下にスワイプ)、曲の再生/停止(シングルタップ)、次の曲の再生/電話の応答・終了(ダブルタップ)、前の曲の再生(トリプルタップ)、メニューオプションの読み上げ/着信拒否/タッチパッドのロック解除(長押し)、次のプレイリストに移動(ダブルタップして長押し)といった機能が使えます。左右のどちらでも同じことができます。

ほぼ必要な機能はすべてタッチ操作でできるーーそんな感じです。おまけにボタンではないので、その都度耳に押し込まれるような感覚がありません。反応が非常にいいので、ストレスなく操作できるのです。
SONYのノイズキャンセリングヘッドフォン MDR-1000Xの愛用者で、ハウジング部にある「タッチセンサーコントロールパネル」大好き人間として言わせていただくと、慣れてると無意識でもスッスッと操作できる点が似ていて非常に気持ちいいのです。

加えて、耳に装着したときの起動とペアリングの精度もいいですし、左右がとぎれてストレスを感じたこともありません。そこにフル充電時の連続再生時間や操作性を加えるとかなりクオリティが高いのではないかと感じます。
耳を塞いでしまうので、装着したまま会話するのは難しいですが、操作性重視の方には買いの製品ではないでしょうか。今後はデザインのバリエーションが増えてくれたらいいですね。
