この数年来、多くの新サービスが登場し、市場が拡大し続けてきた格安スマホ・MVNO業界。しかし今年は、タレントを起用したTV CMなどプロモーションにも力を入れて存在感を示していた「FREETEL(フリーテル/プラスワンマーケティング)」が破たんに追い込まれ、そのMVNO事業は楽天が買収するという事態が起きた。

もともと、ユーザーひとりあたりの月額料が割安ということもあって、MVNO事業単体で黒字化するのは難しいと言われている。今後も価格競争だけが進んでしまうと、来年以降、いよいよ体力のない事業者は本格的に淘汰されていくだろう。
その中で、特定のユーザー層にしぼった戦略を打ち出したり、時間制定額などMVNOならではのユニークなプランを打ち出したり、または自社プラットフォームへの囲い込みの入り口として格安スマホを提供したりと、それぞれの生き残り戦略に一層注目が集まってくる。楽天モバイルを提供する楽天株式会社は、MVNOではなくMNOとして第4のキャリアに参入する意向を表明した。ワイモバイルやUQモバイルといった、いわゆる大手キャリアのサブブランドと言われる事業者については、総務省が何かしらの通達を出す可能性もあり、2018年もこうした動きから目が離せない。
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トーンモバイルは子ども向け、シニア向けに特化したサービスを展開。nuroモバイルは時間制の定額プランがユニーク。


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