データの集計期間は9月22日から9月24日の3日間。データ件数は合計2,209件で各キャリアそれぞれ、auが611件、docomoが520件、SoftBankが1,078件となっている。
■平均値と中央値で数値に大きな差
まず下りの“平均速度”でみてみると、SoftBankが75.33Mbps、docomoが62.44Mbps、auが48.44Mbpsとなった。SoftBankが頭一つ抜けている。
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一方、下り速度の“中央値”で比較してみると、docomoが50.22Mbps、SoftBankが46.25Mbps、auが42.91Mbpsとなり、今度はドコモが最速となった。
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まだ発売から3日間のみのデータではあるが、SoftBankは平均値と中央値の差が約30Mbpsと3キャリアの中で一番大きく、いくつかの速い数値に平均値が引っ張られていることがわかる。
この3日間の測定値のなかで、各キャリアそれぞれの最速値をみてみると、SoftBankが271.64Mbps(石川県金沢市)、docomoが229.95Mbps(東京都墨田区)、auが173.54Mbps(東京都豊島区)であった。100Mbps以上でているデータ数の割合をみると、SoftBankは32.56%(351件)と多く、次いでdocomoは26.54%(138件)、auが8.84%(54件)となった。
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また、5Mbps未満のデータ数の割合を見てみるとSoftBankが1.3%(14件)、auが2.78%(17件)、docomoが14.04%(73件)。1Mbps未満の割合は各社ともに1%未満。かつて、3キャリアが揃ってiPhone(iPhone 5s/5c)の取り扱いを始めた頃は、下り10Mbps以上出れば十分に高速だと評価していた。その頃を思うと隔世の感がある。
週末3日分のデータでは、各地域ごとの状況までは判断できないが、データが増えていけばもう少しこまかいエリア別の分析なども可能になるだろう。引き続き注目していきたい。