グーグル(Google)の自動運転車部門、ウェイモは6月13日、自社設計の自動運転プロトタイプ車、『Firefly』の開発を終了すると発表した。グーグルは2014年、初の自社設計の自動運転プロトタイプ車を発表。従来、トヨタ『プリウス』やレクサス『RX』ベースの自動運転車で走行テストを行ってきたグーグルが、初めてオリジナルの自動運転車を手がけたとして、注目を集めた。コンパクトなシティコミューター風のデザインが特徴。2シーターの室内は、従来の自動車の概念を覆すもの。例えば、乗員の前にステアリングホイールはなく、アクセルとブレーキペダルも未装備。発進と停止のボタンがあるだけで、ソフトウエアとセンサーによって、車両は完全に自動制御される。ただし、最高速度は40km/hに制限された。ウェイモは今回、自社設計の自動運転プロトタイプ車、Fireflyの開発を終了すると発表。今後は、FCA(フィアットクライスラーオートモービルズ)USのミニバン、クライスラー『パシフィカ』ベースの自動運転車で、開発テストを行う。ウェイモは、「パシフィカのような大量生産車をベースにすることで、よりスピーディかつ多くの人々に、完全自転車運転技術を体験してもらえる。パシフィカには、最新のLiDARやビジョンシステム、新開発のAI(人工知能)コンピュータープラットフォームを搭載。40km/hの速度制限もない」とコメントしている。
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