秦氏によれば、とびしま柑橘工房(株)は収益事業として「自社で製造したレモン加工商品のブランド化」に取り組んでおり、一般社団法人とびしま柑橘倶楽部は「地域のブランド化に繋がる活動」をテーマに、収益事業の形態では難しい公共性の高い事業や行政からの委託事業を行なっている。具体的な活動としては、呉市から委託された市の公共施設「View Port Kure」内で、期間限定でとびしま柑橘倶楽部の商品を販売する店舗の受託経営。2017年2月には「黄金の島、再生プロジェクト」と称して、島の耕作放棄地を蘇らせるための苗木や備品を購入する資金を調達するクラウド・ファウンディングを行ない、1ヶ月半で目標金額の300万円を超える約330万円を調達して50本の苗木を購入して休耕地で栽培を始めた。