ソニーは、0.006ルクスの照度でもカラー撮影が可能なフルHD対応のネットワークカメラ(IPカメラ)の新ラインナップを発表した。 発表されたのは、上位モデルの「Vシリーズ」とエントリーモデルの「Eシリーズ」の2シリーズ全8機種となる。 共通する特徴は、「Exmor RR CMOSイメージセンサー」を搭載することで、最低被写体照度0.006ルクスの暗所(星明かり程度の明るさ)でも、カラーのフルHD動画撮影が可能な点。 ソニーでは、2016年に超高感度4K対応IPカメラを既に発売しており、今回のラインナップは、主力機種であるフルHD対応IPカメラを刷新し、近年、セキュリティカメラ市場でニーズが高まる低照度環境でのカラー撮影を実現したものとなる。 「Vシリーズ」は、赤外線センサーなど外部機器とのシステム連携が可能な外部入出力端子を備えており、システム拡張性に富んでいる点や、ACやDCのいずれの形でも電源供給ができる設置の自由度が特徴。そのため、道路や鉄道、街頭防犯といった公共スペースの監視用途などを想定している。 一方で、「Eシリーズ」は、エントリー価格ながらも「Vシリーズ」と同じく0.006ルクスに対応し、音声通信機能も新たに対応した。 両シリーズともに、屋内用・屋外用/ボックス型・ドーム型をラインナップしており、屋外用モデルは、防塵・防水性能(JIS保護等級IP66準拠)を備えたハウジング一体型となっている。また、照度0ルクスの可視光の入らない環境下でも撮影できる赤外線照射機能にも対応している。 希望小売価格は、「Eシリーズ」の屋内ボックス型/ドーム型の『SNC-EB640』『SNC-EM641』で126,000円、屋外ボックス型/ドーム型の『SNC-EB642R』『SNC-EM642R』が160,000円、「Vシリーズ」の屋内ボックス型/ドーム型の『SNC-VB640』『SNC-VM641』が150,000円、、屋外ボックス型の『SNC-VB642D』が220,000円、屋外ドーム型の『SNC-VM642R』が190,000円となっている(いずれも税別)。