ヴイ・インターネットオペレーションズは27日、映像監視システム「ArgosView(アルゴスビュー)」のオプションとして、TwitterなどのSNSと監視カメラを連携し、災害時の被災状況を社内で迅速に共有する「ArgosView ツイートアラートモニター オプション」を開発した。 「ArgosView」は最大4万台のネットワークカメラを統合管理できる映像監視システム。用途に応じた機能のカスタマイズが可能で、自治体の山間部モニタや防災動画配信、学習塾の授業配信や食品会社のフードディフェンスなど、様々な企業や自治体で導入されている。 今回開発されたオプションは、災害時に企業が安否や被災状況を速やかに把握し、適切な復旧活動を可能にすることを目的としたもの。開発の背景には、東日本大震災や熊本地震において状況を把握するための手段として、多くの企業がTVニュースや現地からの文字情報、電話による連絡に頼り、正確な把握ができないまま社内が混乱していた実情があるという。 Twitter上の災害情報に関するツイートや気象庁の配信情報などを収集し、情報の自動分析により被災の恐れがある自社の拠点を割り出し、現地の映像を防災センターの監視画面にポップアップ表示。同時にLINEやメールでも映像付きメッセージを関係者へ自動送信し、迅速な情報共有が可能になる。 また本オプションはSNSを活用するため、各拠点に高額の感震器を設置する必要がなく、特にフランチャイズチェーンなど多数の拠点を持つ企業などでは従来に比べ安価にシステムを構築できる。 本オプションは5月から提供を開始する予定。また3月7日~10日に東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2017」に本オプションを参考出展する。