富士通は31日、子会社でインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)大手のニフティ株式会社(以下、ニフティ)のコンシューマー向け事業を、家電量販大手の株式会社ノジマ(以下、ノジマ)に売却すると発表した。 富士通の発表によれば、2017年4月までにニフティを、クラウドを中心とするエンタープライズ向け事業会社と、ISPを中心とするコンシューマー向け事業会社に再編する。 エンタープライズ向け事業会社については「富士通クラウドテクノロジーズ株式会社」としてグループに残し、富士通が持つクラウドビジネスのノウハウや顧客基盤と、ニフティのクラウドサービス「ニフティクラウド」のノウハウや実績とを組み合わせ、顧客のニーズを満たしていく。 一方、コンシューマー向け事業会社については、ノジマに売却。ニフティのブランド価値や、提供サービス、顧客基盤の維持を最優先としながら、ノジマグループが持つ実店舗網や営業力とのシナジーを活用し、引き続き事業を拡大していくという。