米国の自動車大手、フォードモーターは1月4日、米国ラスベガスで開幕したCES17において、次世代の自動運転車の開発車両を初公開した。フォードモーターは、ステアリングホイール、アクセル、ブレーキなどの操作を完全に自動化する「レベル4」と呼ばれる完全自動運転車を、2021年までに実用化する計画を掲げている。現在、フォードブランドの主力中型セダン、『フュージョン』ベースの開発車両を使用し、米国の公道などにおいて、自動運転車の走行テストに取り組んでいる。CES17で初公開されるのが、次世代の自動運転車の開発車両。最新のフォード『フュージョン ハイブリッド』をベースにした開発車両となる。次世代の自動運転車の開発車両では、新型コンピュータによる分析能力の向上、最新のセンサー技術による車や人、障害物などの検知能力の引き上げなどが図られている。