ブイキューブロボティクス・ジャパンは8日、仙台市が実施した「ドローンを活用した津波避難広報の実証実験」に参加したことを発表した。 実証実験は津波状況の確認や避難指示などが出た場合の周知・広報にドローンを活用するもので、5日に仙台市若林区深沼海岸で行われた。 津波状況の確認にドローンを使用することで、従来の定点カメラでは難しかった柔軟な情報取得ができ、津波の危険性があった場合には、従来の巡回による避難指示などの広報よりも効率的かつ、広範囲に周知することが可能だ。 また、今回の実証実験では、高出力スピーカーを搭載した大型ドローンを使用することで、避難広報担当者が危険地域に近づかずにドローンから避難広報を行うことが可能な点も実証できたそうだ。 ちなみにこうしたことはヘリコプターでも行えるが、一方で機体数が少なく即時性が厳しいという問題があり、ドローンを活用した被災状況把握と避難指示は大きな可能性を秘めている。