NTTグループ6社(日本電信電話、NTTデータ、東日本電信電話、西日本電信電話、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ)は25日、NTTグループのAI関連技術「corevo(コレボ)」を用いた実証実験をさまざまな分野・業種で開始することを発表した。 NTTグループが擁するAI関連技術「corevo」(コレボ)をクラウド上にて共通基盤として構築し、NTTグループ各社が合同で実証実験を行うものとなる。 具体的な各社の取り組みをみていくと、まずNTTデータはNTT研究所の「corevo」関連技術を実装している「クラウドロボティクス基盤」をベースとしてクラウド上に構築し、NTTグループ各社の実証実験向け共通基盤を提供。 続いてNTT東日本はコミュニケーションロボットをデジタルサイネージ等と連携して、イベントや地域振興などを行うデバイス連携サービスの実証実験を行う。 NTT西日本に関しては多言語での対応が可能な観光案内用デバイスなど、観光案内ソリューションの検証を実施。 NTTコミュニケーションズは、介護施設および小売店向けサービスとして、コミュニケーションロボットのプログラム開発と実証、デパート内での案内支援などの実証を行う。 最後のNTTドコモは高齢者健康管理支援サービスの実証実験を行う。また、「corevo」を活用した自然対話エンジンと、ロボット連携制御技術「R-env:連舞」で動作するコミュニケーションロボットによる健康指導や、サポートデバイス連携サービスなどを検証する。 こうした各社が取り組む実証実験を進めていき、コミュニケーションロボットを軸としたデバイス連携サービスのブラッシュアップを行い、2016年度の下半期以降に新たなロボット関連ビジネスの創出を目指していく。
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