インターネットイニシアティブ(IIJ)は19日、ネットワークとクラウドを融合させた新型IoTプラットフォーム「IIJ IoTサービス」を11月から提供することを発表した。 主な特徴として、「個別構築が不要でシステム導入が容易」「高セキュリティなネットワークサービス」「センサー機器の自動制御により運用負荷を軽減」を掲げている。つまり、IoTビジネスを考える事業者は、本来なら自前で構築していく必要がある、ネットワーク、クラウド、セキュリティ対策、ビッグデータ化などのシステムを、同プラットフォームを利用することでオールインワンのサービスとして利用できるようになる。 導入者は、必要な機能をメニューから選ぶだけでIoTシステムを構築し・運用するための管理機能を利用でき、結果として初期投資や運用負荷を抑えることを可能としている。 サービスは11月から提供し、2017年以降には占有型モバイルネットワーク接続やWAN・VPN閉域接続、Microsoft Azureなどの外部クラウド閉域接続などもサポートしていく。 今後、ますますの活況が予想されるIoT市場において、事業者がIoTサービスのビジネスモデルを構築する際に、費用面でも運用面でも負担が大きいプラットフォームの構築を気にせずに済むことは、IoT市場への参入を考える事業者にとっては注目のサービスだといえる。