NTTグループは30日、AI関連技術をグループ一体で横断的に活用するため、新たなブランドネームとして「corevo(コレボ)」に統一し、今後、さまざまなコラボレーションを行っていくことを発表した。 ちなみに「corevo(コレボ)」には、コラボレーションという意味と「パートナー企業と共に一緒に革新を起こす(co-revolution)」という思いが込められているとのこと。 NTTグループはAI分野において、世界1位の精度を達成した音声認識技術をはじめ、自然言語処理、知識処理技術、感覚情報処理研究など多くの技術を有している。そうした技術の数々と、NTTグループが持つ通信キャリアとしての強みを活かして、以下の4種類のAIに分類し、今後「corevo」の取り組みを進めていく。・「Agent-AI」高齢者支援などで人間の意図や感情を理解する・「Heart-Touching-AI」心身状態や深層心理、本能などを理解する・「Ambient-AI」ヘルスケアや交通制御など、センサを知覚化して予測制御する・「Network-AI」巨大システムを分散し複数のAIで社会システムを最適化する 今回発表をされた4種のAI実現に向けて、同社は基盤となるキー技術の研究開発に取り組んでいく。また、グループ内の技術群に加えて、外部の最新技術も積極的に取り入れる方針も明らかにしている。 一例としては、2014年10月に資本・業務提携を行ったPreferred Networks社が持つディープラーニング技術「DIMo」を活用し、実空間からあらゆる属性の「人」を即座に見つけ出す技術の実現を目指しているそうだ。 今後、「corevo」を通して、社会的課題の克服や産業競争力の強化といったテーマに取り組み「安心・安全で豊かな社会の実現」を目指し、コラボレーションパートナーや自治体と共に新たな価値創造をしていくという目標を掲げている。
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