REVSONIC(レブソニック)は東京ビッグサイトで13日まで開催された「Japan IT Week 春 2016」内の「第19回 組込みシステム開発技術展」にて、カメラレスセンサーとマルチセンサーネットワークによる、プライバシーに配慮した見守りシステムの参考展示を行った。 人の存在などを検知できる複数の焦電センサーを搭載したカメラレスの見守り端末で、居室内にいる人の位置や姿勢を把握し、さらに別途設置したドアセンサーや温度センサーなどで検知した情報も合わせてタブレットやスマートフォンでモニタリングできるというのが同システムの基本的な仕組み。 各種センサーをカメラの代わりに「目」として使うことで、プライバシーへの配慮をしながら、病院や介護施設の寝室、浴室、トイレなどをしっかりと見守ることができる。 また、見守り用途以外としては、美術館や観光地、商業施設などで、混雑状況の把握に使ったり、マーケティング的な使い方も想定しているという。 センサーで検知した情報はBLEを通じてタブレットなどに表示され、それらのモニター履歴の保存も可能。さらにタブレットやスマートフォンに表示されるデータは、遠隔地からも確認することもできる(別途インターネット契約が必要)。 カメラレスセンサーは工事不要で簡単に設置でき、BLEでさまざまなセンサーや機器との接続が行える。電源は単三乾電池4本で、浴室内モニタリングなど1日1時間程度の利用の場合なら、1年間駆動する。