オムロン ヘルスケアは携帯可能なコンパクトサイズのAED「自動体外式除細動器 レスキューハート HDF-3500」を7月1日より発売することを発表した。 重量約1.1kgと、同社従来機と比べて約33%軽量化されており、本体サイズも200x184mmと小型で、持ち運びが容易となっている。 心肺停止後の救命処置は1分経過するごとに救命率が10%低下するといわれており、緊急時は迅速な対応が重要となる。誰でもAEDを的確に使用できることを念頭に設計されており、使用時には音声ガイダンスとともに、除細動パッドの貼り付け位置を本体上に案内表示する。 操作ボタンは「電源ボタン」と「ショックボタン」の2種類のみのため、初めてAEDを使用するユーザーでも迷うことなく使用することが可能となっている。 また、本体はIP56の防塵防水性能を備えており、専用のキャリングケースが付属されている。 価格はオープンで、同社は1年間で1万台の販売を見込んでいる。