Internet Explorerといえば、1990年代に登場してからこれまで、首位を堅持し、ブラウザ市場では老舗とも言える存在であるが、以前から、セキュリティ的な観点や、拡張性の低さから、離反ユーザーが多いことが指摘されていた。特に2012年頃からのシェア低下は著しく、首位を明け渡すのは時間の問題ではないかとされてきた。
Internet Explorerのリリース元であるMicrosoftは、最新の基本ソフト「Windows 10」に新ブラウザ「エッジ」を搭載して巻き返しを図ったが、「エッジ」のシェアがInternet Explorerのシェアに含まれていることからも分かる通り、ユーザーの離反は食い止められていない。時すでに遅しといったところか。
《KT》