4月下旬から、大規模な個人情報流出が相次いでいる。4月21日に、日本テレビ放送網から、約43万件の個人情報が流出。さらに、J-WAVEからも、約64万件の個人情報が流出した。そして、エイベックスでも同様の被害が発生していることが発表された。 エイベックス・グループ・ホールディングスの発表によると、同社のアーティスト公式サイトに対する不正アクセス攻撃があり、キャンペーンの応募者データなどの個人情報(名前、住所、メールアドレス、電話番号、他)約35万件が流出した可能性があることが、判明したという。同社では土日祝日も、問い合わせに対応するとしている。 いままでの手口同様に、アーティスト公式サイトで使用しているソフトウェアの「コマンドインジェクション脆弱性」を悪用したものだった。コマンドインジェクションとは、たとえば、サイトに設置されている登録フォームなどで、本来なら「住所」や「名前」を入力する欄に、「rm -rf~」(サーバーのファイル全削除)など、直接OSコマンドを入力してしまうという、原始的な攻撃方法だ。脆弱性が残っているソフトを使っている場合、これらのコマンドが外部から実行されてしまう可能性がある。 今回あいついで発生している被害は、いずれもサイトで利用しているブログツールやフォームツールの実装に問題があり、そこを突かれたと考えられる。ただ、こうした脆弱性はどういったサイトでも残っている可能性があり、今回、外部犯罪者の間で、コマンドインジェクションをターゲットにした攻撃が“流行”しているため、被害が連続したと思われる。そのため、まだしばらく、こうした大規模被害が発生する可能性はある。利用者が多いサイトは、ソフトのバージョンアップ、見直しを進めるべきだろう。
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