ジオビジョンは、10・11日に「GeoVision映像監視ソリューション製品説明会2016-東京-」と題したプライベート展示会を「SECURITY SHOW 2016」の開催日程に合わせて東京・有明で行った。 今回、ひときわ目を引いた製品が、PTZカメラと全方位カメラを1ユニットにまとめた新型ドームカメラ「GV-PPTZ7300」だ。全方位カメラで広域を映像監視しながら、特に注目すべき対象はPTZカメラでズームや追尾などを行うことができる。これにより、PTZがさまざまな対象を追いかけたとしても、常に全方位カメラで全体像を別途撮影し続けることになるので、死角を減らした映像監視を実現するのだ。 同製品の構造としては、ドーム型の下部に5メガピクセルの全方位カメラ、そのすぐ上に2メガピクセルのPTZカメラを搭載。2台のカメラは別機構なので、PTZカメラが動いても、全方位カメラの映像には干渉しない設計になっている。 その他の特徴としては、IP67、IK10対応、動作温度が-40度から+50度という、過酷な使用環境に備えたタフな性能も挙げられる。 会場では、実際に同機がとらえたリアルタイム映像をモニターに3分割表示しており、全方位カメラが撮影したフィッシュアイ映像とパノラマ映像、そしてPTZカメラがとらえたクローズアップ映像というレイアウトとなっていた。 同製品は、3月末くらい順次出荷開始となり、日本では4月くらいから出荷が始まる見通しとのこと。 その他の製品では、屋外監視を想定した12メガピクセルの全方位カメラ「GV-FER12203」も注目製品の1つといえる。IP67、IK10+に準拠し、動作温度も-40度~+50度というたタフな環境でも使える仕様で、夜間監視の際に役立つ赤外線照射機(IR機能)を搭載しており、0ルクスでの撮影も可能にしている。 こちらは2月より販売開始となっており、随時出荷が始まっているとのこと。