アマネク・テレマティクスデザインは15日、「GPS付移動体向け防災デジタルラジオ」の開発を開始したことを発表した。 地上波アナログ放送の停波により、その周波数帯を有効利用するサービスとして開始されたV-Lowマルチメディア放送サービス「i-dio」は、現在iOS/Android用Wi-Fiチューナーと、チューナー内蔵スマートフォンで利用する事が可能な防災情報配信システム「V-Alert」との連携にも対応している。 アマネク・テレマティクスデザインは「i-dio」で、ドライバー専門チャンネル「Amanek チャンネル」を提供しており、番組では音楽などと同時に位置情報入りの15分先気象情報が自動音声データとして送出されている。今回発表された「GPS付移動体向け防災デジタルラジオ」は、その情報を認識して、現在地周辺(最小1kmエリア)の豪雨・豪雪などの気象予報を読み上げる持ち運び可能な専用ラジオ端末となっている。 製造はリズム時計工業が担当。本体側面にはLED懐中電灯が付いており、単3乾電池(4本ないし8本)で動作、USB給電機能も備えている。チューナーはi-dioとワイドFMの両方に対応するため、通常のFM放送の受信も可能。 同社は自宅や自動車内だけでなく、自転車や船舶ボートなどでの利用も想定しており、現在、量産化に向けて開発を進めている。