シャープは、東京ビッグサイトで11日まで開催されている「SECURITY SHOW 2016」にて、先だってプレスリリースを発表した4K3K対応の新型ネットワークカメラ「QG-B20C」の実機を使ったデモ展示を行った。 シャープはこれまで映像監視市場においては、OEM製品を中心に扱ってきたが、今回発表した「QG-B20C」は、自社ブランド、自社開発による初のネットワークカメラとなり、フラッグシップ機と呼べる性能を搭載した製品となる。 例えば、「4K3K」(12メガピクセル)の解像度。そもそも全方位カメラは、球体状(フィッシュアイ)の映像から切り出し、歪みを補正して表示するという使い方が多く、もととなる球体状の映像の解像度が大きければ、切り出した画像も相対的に高解像度となる。そのため、同製品の場合はフルHD対応の全方位カメラなどと比べると、より広範囲の全方位監視を実現。 また、無線LANやPoE+に対応しているため、LANケーブルの取り回しが難しい場所や、電源工事が難しい場所への設置にも柔軟に対応。関連製品の無線LANアクセスポイント「QX-C300」と連携させれば、通信インフラの未整備エリアや建設現場・イベント会場などでも利用できるようになる。 さらに侵入検知や置き去り・持ち去り検知、人数カウント、行列検知といった画像解析機能をカメラ自体に搭載しているため、NVRなどのレコーダー機器を介することなく、高度な映像監視やマーケティング活用が可能だ。 ちなみに映像の保存に関しては、カメラ本体にSDメモリーカード(SDHC/SDXCにも対応)スロットを3つ揃えているので、基本的にはレコーダーいらずの運用も行える。 シャープといえば「白物家電」というイメージがあるが、現在、市場拡大を目指し、ビジネスユーザー向けの製品の開発を進めており、今回のネットワークカメラの発売もそうした取り組みの1つだと、対応してくれた説明員は語っていた。 また、同製品の工場となるのは、スマートフォンやタブレットなどの開発・製造を手掛ける広島工場ということもあり、それらの技術ノウハウなども活用していきたいと話していた。