フランスのSunpartner Technologies社は一昨年の「MWC 2014」に初めて展示した太陽光充電のソーラーパネル技術「Wysips」を今年の「MWC 2016」ブースにも出展。京セラが発売を予定するスマートフォンのプロトタイプも展示されていた。 フランスに拠点を置く同社は、独自の半導体や光学系のテクノロジーを活かして太陽光、人工光源による充電を可能にする「Wysips」の技術を開発。昨年のMWCでもスマートフォンやスマートウォッチなどの製品に、透明タイプのソーラーパネル「Wysips Cyristal」を組み込んだプロトタイプを出展していた。 今回展示するスマートフォンは、フルHD画素の5インチディスプレイを搭載する京セラのプロトタイプだが、会場ではパネルに人工光源を照射してバッテリーを充電するデモを確認することができた。なお、Wysipsは充電だけではなく光によるデータ伝送にも対応する技術だ。 Sunpartnerでは、2016年中にパネルの量産を開始する計画を立てている。「昨年時点では10分間の日光照射により2分間の通話ができるレベルだったが、今年はさらに改良を重ねて3分間の照射で1分の通話が可能になった。量産直近の段階まで追い込めている」と同社のスタッフは説明する。 今回展示するスマホへの応用例の画面サイズは5インチだが、現在の技術で7~8インチのサイズまで実現しているという。今後はさらに大型化を進めて、飛行機や車の窓、サンルーフなどに搭載してバッテリー供給を補助するような用途展開も視野に入れているようだ。 Wysipsのパネルはクリアタイプのものだけでなく、透明度を変えたり、用途に応じて表面にデザインパターンを付けることも可能となっている。
【デジージョ レビュー】Apple Watchのシンプルな充電台がほしくて、CHOETECH(JP)のスタンドを見ため買い! 2018年4月19日 ガジェットを使っていると、避けられないのは充電。かばんから…
処理性能、AI機能も進化!「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」 2024年8月23日 Google Pixel 9とPixel 9 Pro XLが登場。AI機能や処理性能が向…