HACK JAPANホールディングスは、5日までパシフィコ横浜で開催されていた「第20回 震災対策技術展 横浜」に出展し、365日24時間監視を可能にする屋外警備用ロボット「KB-BOX」の防災活用にフォーカスした提案展示を行った。 同製品は、カメラ、センサー、マイク、スピーカー、通信機能を1台に集約して、太陽光パネルなどの自立電源(オプション)にも対応して、従来なら人員を配置する必要があった監視ポイントの遠隔監視を可能するという特徴を持つ。 防災面で期待されるのは、電源確保が難しい山間部での土砂や河川の遠隔監視、災害発生時には危険が伴ったり、人の立ち入りが困難になりうるエリアの映像やセンサーを使った状況監視、複数設置してネットワーク化することで、これまでは人間が現地に赴き巡回・確認していた防災上の監視ポイントの一括遠隔監視による効率化、取得した映像データやセンサーデンターをもとにしたデータマイニングなどになる。 同社ブースでは、KB-BOXの特徴の1つである4台のネットワークカメラ(1,280×980ピクセル)による実映像の配信デモも行われ、防災面で活かせる利用提案などが行われていた。