ユニ・チャームは22日に猫用ペットフードの新製品を発表した。 同社ではまず、ペット市場について、飼い主自身の高齢化が進んでいることを紹介。自社調べで50歳以上の犬の飼育者は、2005年の42%から2015年には52%に、猫の飼育者も2005年には48%であったが2015年には52%と伸びていることを挙げた。また、犬猫の平均寿命も伸びており、犬が14.6歳に、猫も15.8歳と長寿命化しているとした。 また、ペットと生活する時間が長くなるなかで、自分の子供のように可愛がる、いわゆる擬人化の傾向が強まり、トイレも従来の玄関や洗面所に設置するケースから、リビングに設置することが増えている点を挙げた。トイレのリビング設置率は犬では74.7%、猫では51.7%となっている。 ペットに対しては長生きしてほしい、もっと喜ばせたいという思いが強くなり、食品に対するニーズもより安全安心に、簡便に、適量サイズを求めるようになっているという。 猫市場は2009年をピークに停滞していたが回復傾向に転じ、2015年は過去最高の規模への拡大している。 同社では、第一に猫と飼い主双方に「味を変えたい」というニーズに応えるため、2つの味が楽しめる「銀のスプーン 海の贅沢素材 2種のアソート」「銀のスプーン 三ツ星グルメ お魚レシピに贅沢素材4種のアソート」を22日に発売する。「銀のスプーン 海の贅沢素材 2種のアソート」は白身魚フレークとかつお節添え、かにかまフレークと乾燥しらす添えの2種類を一袋で楽しめる。「銀のスプーン 三ツ星グルメ お魚レシピに贅沢素材4種のアソート」は白身魚とかつお節添え、かにかまフレークとまぐろ節添え、乾燥しらすとかつ節添え、かつお味フレークとまぐろ節添えといった4種類の小分けスティックがひと箱に入っている製品だ。 一方で、はごろもフーズと共同開発した製品で、国産天然まぐろ100%使用、ほたて風味のジュレ仕立てにした「銀のスプーン三ッ星グルメ パウチ国産プレミアム」を3月14日に発売する。5種類のゼリーを組み合わせて食べやすいやわらあさを実現しているのも特徴だという。同日、かつおと白身魚を細かいうす削りに仕立てた「銀のスプーン ふわふわトッピング」も発売する。
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