大光電機(DAIKO)は、22日までパシフィコ横浜で開催された「SCビジネスフェア2016」にて、スマートフォンなどから遠隔地の照明の調光制御が行える920MHz新無線調光制御システム「D-SAVE」(ディーセーブ)のデモ展示を行った。 主に店舗などの調光制御に使うためのシステムで、無線制御端末の「スタイルボックス」、無線制御端末の「ゲートウェイ」、店舗にて直接制御するためのコントローラーなどで構成されている。 ゲートウェイとスタイルボックス間の無線は、約200mの通信距離のため大きめの店舗でも効率的な設置が可能。リピーター(中継機)を利用することでさらに200mの通信距離の拡張もできる。 また、緊急地震速報と連携させることができるため、営業時は照明を暗めにしているような店舗でも、地震発生時にすみやかに照明を明るくし、避難時の安全確保を手助けすることも可能だ。 スマートフォンやPCなどからの遠隔制御のほか、電力量のモニター化などもできるシステムなので、店舗運営の効率化、災害対策に加えて、省エネ対策にも配慮されている。