ニフティは14日、提供中の温湿度見守りサービス「おへやプラス」の機能を活用して、介護事業者などと連携した事業者向け見守りサービスの実証実験を開始することを発表した。 同社の「おへやプラス」は、エアコン操作などによる温湿度センサーの数値を遠隔地からスマートフォンなどで確認し、離れた場所から家族を見守る室内環境見守りサービス。 これまでは個人向けサービスとして提供していたが、事業者向け見守りサービスとして今年春頃から展開することを予定している。今回の取り組みは、そのための実証実験となり、特定非営利活動法人日本福祉ネットワーク、および熊谷安心お助け隊の協力のもと2016年1月から8月まで埼玉県熊谷市にて実施し、有用性の実証と改善点の洗い出しを行っていく。 実証実験では、高齢者住宅の温度、湿度、照度を「おへやプラス」を介して、日本福祉ネットワークがモニタリングし、本来なら照明が点灯される時間に点灯されていない、高温環境下なのにエアコンが使われていないといった異常を検知した場合には、熊谷安心お助け隊が高齢者の元へ訪問するという流れとなる。これにより、 室内環境のモニタリングで生活リズムを把握し、夏場の熱中症予防や冬場のインフルエンザ対策が可能だ。