富士通は、これまで提供してきた位置情報を活用したクラウドサービスに、店内における来店客や販売員の動きを分析する屋内位置測位ソリューションを追加し、商業施設や大規模小売店舗などを対象に提供を開始した。 13日、提供がスタートしたのは「SPATIOWL(スペーシオウル) 人流分析サービス」。最先端の様々なセンシング技術を活用した同サービスは、“来店客数や来店客の動線に関するデータの収集・分析を行い、店内における人の行動を可視化”するという。 同サービスでは、店舗の中に各種センサーを設置することで“来店客の人数や動線”を明確化。商品を入れるカゴにビーコンセンサーを貼り付けることにより、信号を店内の受信機で感知し、位置情報データベースとの照らし合わせて、来店客の位置が把握可能に。データを把握することで、店内のスペースを分析し、レイアウト構成に活用することができるとしている。また、販売員がビーコンセンサーを身に付けることで、社員教育に活かすこともできるという。 同社では、今後、店舗周辺の交通状況やイベント情報、気象情報をデータに加え、さらに詳細な来店傾向の分析など、店舗運営の改善に役立つサービスを目指すとしている。
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