NTTコミュニケーションズ、伊藤忠テクノソリューションズ、KDDIの各社首脳が2016年の抱負を述べた「年頭所感」を紹介する(以下抜粋、順不同)。■NTTコミュニケーションズ(代表取締役社長 庄司哲也氏) 2016年のNTTコミュニケーションズグループは、お客さまの「デジタル・トランスフォーメーション」、つまりクラウド・IoT・ビッグデータを活用したDigital・ICTによる事業変革・ビジネス創出に、迅速かつきめ細やかに貢献してまいりたい、と考えております。 「デジタル・トランスフォーメーション」は、情報化やICT化よりも一歩進んだ概念です。既存ビジネスの効率化、信頼性・安全性の向上に加え、先進的なDigital・ICTを積極的に駆使した新たなビジネス創出まで含めた運動論を指すキーワードと言えます。 「デジタル・トランスフォーメーション」が実現すると、例えば次のようなことが可能となります。●世界中に展開する工場の製造機器から、稼働状況のデータをセキュアに収集して、グローバルレベルで最適化された生産計画を立てる。●急成長する新興国の市場において、事業認可が下りたその日のうちにサプライチェーンを含めたECサイトを立ち上げる。●オンプレミスにある顧客データも、クラウドにある販売データも、シームレスにデータ結合・分析を行い、迅速にロジスティクスを強化する。●ハッカソンでアプリを開発して速やかにユーザー体験を向上させる。 さらに、お客さまのこのようなプロセスがシームレスに展開されたとき、そのビジネスはより迅速で強固なものになります。