NTTコミュニケーションズとSOINNは17日、AI(人工知能)が家計の状況を分析する「節約アシスト」機能の開発を始めたことを発表した。同日よりNTT Comが提供開始するオンライン家計簿「Kakeibon」アプリ版に、2016年6月から搭載する。 「Kakeibon」(カケイボエヌ)は、無料で使えるオンライン家計簿サービス。ネットバンキングやクレジットカード・電子マネーのWeb明細サービスと連携し、自動でデータを取り込むことができる。アプリ版は、支出状況が分かる「家計簿カレンダー」、グラフで見やすい「資産管理機能」などの機能が利用可能。カメラでレシートを撮影するだけで家計簿をつけることができる「レシート取込機能」も提供する。アプリはAndroid版が公開されており、iOS版は近日中に公開の予定。 「節約アシスト」は、自分と似たユーザーの支出状況と比較することで、節約できそうなポイントを人工知能がアドバイスしてくれる機能。具体的な節約のヒントも表示する。さらに、AIの提案に対する反応に基づいて、学習する機能も搭載される。自律学習する汎用型AI「SOINN」によって実現するという。 今後は、家計管理向けの汎用的なAIプラットフォームとして、NTT Comクラウド上にてAPI提供することも検討する予定。
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