農機や工機などを手掛けるヤンマーは2日、東京ビッグサイトで開催中の「2015国際ロボット展」で、現在研究開発中の「ロボトラ」に関する展示を行った。 ロボトラとは無人走行を実現したトラクターのこと。これを先行して動作させながら、利用者がもう一台のトラックに乗って随伴し、監視をしながら合わせて作業を行うといった運用を想定している。作業効率を2倍に向上させるだけでなく、例えばロボトラに耕運をさせながら、その後ろから播種を行うような使い方も可能。これにより雨の日には行えない播種についても、天候が怪しい中で素早く作業を終わらせられる。 なお、現在位置の認識にはGPSを利用するが、受信状況の怪しい環境では補助的な基地局の設置や、準天頂衛星初号機「みちびき」の利用も想定。利用者はタブレットで動作状況を把握でき、現状では無線LANによるアドホック接続が途切れると、自動で作業を停止するような設定になっているという。 また、作業の指示については、あらかじめタブレット上で内容を指定する形となる。ヤンマー側であらかじめ農地に合わせたプログラミングを入力することで、以降は同じ動作を繰り返させるような運用となる。このため、一般の農業者でも予備知識なしでの利用が可能。一方で、タブレットで操縦するような使い方には、現時点では対応を予定していないという。 現在は北海道帯広など国内4か所での実証実験を行っているとのこと。なお、GPSの精度の問題もあるため、ある程度に広い農地での利用を想定しているとのことだ。 一方で安全面については現在、農作業の無人化についてのガイドラインを策定中とのこと。来年3月までにはワーキンググループからの公表があるため、それに合わせた対応を予定しているという。なお、実証実験ではセンサーで周囲を確認し、危険を感知するとエンジンをかけたまま停止するような仕組みを取り入れたとのことだ。
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