日本通信は1日、1台でNTTドコモとソフトバンクのネットワーク網を利用できる「2SIMルータ」を発売した。同社のデュアルネットワーク戦略を実現する新製品第一弾製品で法人向け。NTTドコモ網を主回線として提供する。 ドコモ網を主回線、ソフトバンク網を副回線として使うことで、主回線に何らかの障害が発生した場合、副回線に切り替わって通信を継続する。単独回線での通信に比較して飛躍的に信頼性を高めたとしている。 同機は、疎通確認を行いながら動作し、所定の疎通確認が取れない場合には副回線に自動的に切り替わる。主回線への復帰も、予め設定してある切替ロジックに基づき行われるという。使用目的に即してさまざまなロジックをリモートでプログラムできる。 現在、日本ではISDN回線が約350万回線、法人向け専用線が約140万回線稼働しているが、この490万回線がターゲットになる。