札幌市内で開催されている「ビジネスEXPO」では、今回は初の試みとして北海道のベンチャー、スタートアップ企業が集まるコーナーを設けている。そこで勤怠管理システム「シュキーン」をデモしていたのはインフィニットループだ。同社はゲーム開発の受託を中心に行っており、アクセスが集中するサーバやインフラの整備を得意とする企業だ。 打刻方法は、スマートフォンを持って通るだけで打刻できる「とおってシュキーン」、ICカードやスマートフォンをかざして打刻する「かざしてシュキーン」、PCやスマートフォンのブラウザから直接クリックして打刻する「Webでシュキーン」の3種類が用意されている。 親機と子機(スマホなど)はBLEで通信を行っている。子機がエリアに入ると、エリア情報とIDが子機に渡され、サーバと通信を行う。勤怠データはクラウドで閲覧することができる。 打刻の手間が少しでも省ける点は便利だが、システム開発部の村元健氏によると、建築現場などで需要があるのは「かざしてシュキーン」だという。「(オフィス以外での打刻については)現在は専用端末を買うかPCと接続するケースが多いのですが、PC前提だと持ち運びが大変になります。人が常駐するわけではない建築現場では、親機も小さくて済むこのパターンが多いです」と話す。この場合はタブレットなどに接続したカードリーダーに、NFC対応スマホやカードをかざして打刻することになる。 利用料金は初期費用なしで、20人まで無料。50人まで5000円、100人まで9800円となっている。